チャイルドスポンサーシップによる支援

発展途上国に暮らす子どもへ毎月寄付してサポートする「スポンサーシップ制度」は、支援先の子どもと手紙やプレゼントなどで交流できる仕組みが特徴です。中でも女の子をターゲットにした「プラン・スポンサーシップ」を行っている、プラン・インターナショナルという団体があります。

このプラン・インターナショナルが何故女の子をフォーカスしているのかというと、発展途上国では女の子は「稼ぎ手」として期待できず、中絶の対象になってしまったり、病気の治療をしてもらえなかったりすることがあり、5歳まで生き延びることが男の子と比べて難しいのだそうです。また、無事に生き延び、成長していっても男の子が学校に通っている間、水汲みや兄弟の面倒、食事の用意などの家事を任されることが多いそうです。そのため、女の子は就学率や識字率が低く、十分な教育が受けられない場合が多いといいます。更に古い慣習により早すぎる結婚・妊娠などが強いられ、その後も収入がないため発言力もないままに家事や介護に従事せざるをえない状況が見られるのだそうです。

「女の子」・「女性」であるという理由で社会の底辺に置かれ、教育の機会が奪われたり、適切な治療が受けられなかったり、食事がじゅうぶんにあたえられなかったりと、普通の生活すら満足に送ることができない背景を鑑みて、女の子にフォーカスしたスポンサーシップ制度を設けたのだそうです。プラン・インターナショナルは1973年にスペイン内戦による戦災孤児支援組織として創立され、その後アジア・アフリカ・中南米などへ活動を展開。1983年には日本事務所が設立されるなど活動の輪を広げ、これまで70ヵ国以上で取り組んできた実績を持つ組織です。プラン・スポンサーシップでは毎月3,000円からの支援を送ることでプロジェクトの成果を報告してもらえる他、支援先の子どもと手紙で交流を図ることも可能。「一年の歩み」として、子どもの成長や地域の活動状況を知ることができるレポートも送られるそうです。

プラン・スポンサーシップでは女の子を中心としていますが、男の子を指定して支援することも可能となっているようです。また、2カ月前に申請する必要がありますが、実際に子どもたちが暮らす現地を訪問し、プラン・インターナショナルの活動や現地の子ども達を直接見て、知ることができるコミュニティ訪問もあります。一人の子どもの支援者として交流していくことで活動成果を実感できる他、子どもの心に寄り添った「面の支援」で問題解決に取り組む支援方法です。