犬を殺処分から守る寄付

犬・猫の殺処分をなくそうと取り組んでいる団体は多くありますが、その中のパイオニア的な存在といえるピースワンコ・ジャパンは、広島県を拠点に全国で取り組みを広げています。

ピースワンコ・ジャパンでは、2016年に広島県内で殺処分対象とされた犬の全頭引き取りを開始し、それ以降広島県内の犬殺処分数ゼロの継続を実現。広島での成功モデルを引っ提げて、全国へ活動を展開し2020年までに日本全国の犬・猫の殺処分ゼロを目指しているのだそうです。

ピースワンコ・ジャパンの主な活動は殺処分対象となった犬を引き取り、広島県神石高原にあるシェルターで保護。健康面のケアと人に慣れるためのトレーニングを行った後に、同シェルターや各地の譲渡センターなどで里親希望者との引き渡しを行っています。また、譲渡会などのイベントも積極的に開催し、より広い間口で里親希望者を募ると同時に、家庭環境や経済状況などから審査することで引き渡し後に捨てられてしまったり、不当な扱いを受けたりすることがないようにしているのだそうです。

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そんなピースワンコ・ジャパンでは、月々1000円からピースワンコ・ジャパンの活動を支える「ワンだふるサポーター」と、老犬や病気を患っている犬など、引き取り手が見つかりにくい犬を遠方から支える「ワンだふるファミリー」という寄付制度があります。
「ワンだふるサポーター」で寄付したお金はピースワンコ・ジャパンが保護した犬の食事代や医療費をはじめとする飼育費、災害救助犬やセラピー犬の育成費などとして使用されるそうです。サポーターになると、年3回のニュースレターが届き、ピースワンコ・ジャパンの活動や保護犬の様子、寄付がどう使われたかなどが報告されるようです。目安としては3,000円の寄付で保護犬の体調管理に欠かせない血液検査2頭分、10,000円で保護犬1頭の1年分のフィラリア、ノミダニ駆虫薬、15,000円で中型犬6頭のドックフード約1か月分が購入できるのだそうです。

「ワンだふるファミリー」は、高齢や病気などの理由で引き取り手が見つからない犬を支援する寄付制度です。それぞれの犬につき月々3,000円を1パウとして、合計10パウが必要となるそうです。家族になりたい犬を選び支援することができ、ワンだふるファミリーになると支援した犬のおやつやおもちゃとして使用され、ファミリー証明書や手紙、ブログにより日常を知ることができるといった特典もあるそうです。

アジアの子どもに寄付を届ける

日本や中国といった経済大国がある一方で、発展途上国では未だ凄惨な環境に身を置く貧しい子ども達が多くいます。世界最大規模の人身売買が行われているインドなど、発展途上国は教育や人権などの面において大きな問題を抱えているといえます。
 
そんな発展途上国で暮らす子供たちを支援する日本の認定NPO法人かものはしプロジェクトは、「子どもが売られない世界をつくる」を目標に取り組んでいます。子どもがモノのように取引されるという、衝撃的な行為。日本では信じがたいですが、被害に遭っている子どもは世界で100万人いるとも言われています。かものはしプロジェクトは物資の提供だけではなく、「子どもが売られない仕組み」づくりを目指し、この問題に取り組んでいるのだそうです。かものはしプロジェクトが人身売買の問題に最初に取り組んだカンボジアでは、性犯罪加害者への取り締まりを強化。9年間で逮捕件数が大幅に増え、売春宿から子どもの姿がなくなり人身売買の問題は解決したといえるほどになったそうです。カンボジア事業の自立をもって2018年3月末で活動を終了したそうですが、人身売買問題の解決から雇用の創出、経済活動の自立促進など、幅広い面で支援したといえるでしょう。

そんなかものはしプロジェクトが現在取り組んでいるのは、人身売買が最も深刻だとされるインド。サバイバー(人身売買の被害者)に寄り添う活動と、人身売買がビジネスとして成り立たないような社会の仕組みをつくる活動の2つを柱に、現地のパートナーと共同して事業を行っているそうです。

かものはしプロジェクトでは寄付の目安として、月1,000円で4人の鉄道警察官に人身売買を取り締まる研修を受けさせることができるといいます。また、月3,000円では女の子2人分の裁判費用を支援することができるそうです。月5,000円となると、一人の女の子が自分のビジネスを始め、自立に向かって進んでいくことができるのだそうです。
かものはしプロジェクトのサポーター会員になると、入会キットとして会員カードやガイドブック、ボランティアやイベントなど、かものはし参加に関する情報などが届くほか、現地の人々の様子やプロジェクトの状況が動画や情報として毎月送られるそうです。また、年に一度開かれる総会と、年次報告書によって活動内容の報告や今後の活動方針などを知ることができます。
世界の大きな問題に目をそらさず、真向から解決に取り組むかものはしプロジェクトは、東京都に公正な法人運営が認められた認定NPO法人なので、寄付先としても安心できるのではないでしょうか。

チャイルドスポンサーシップによる支援

発展途上国に暮らす子どもへ毎月寄付してサポートする「スポンサーシップ制度」は、支援先の子どもと手紙やプレゼントなどで交流できる仕組みが特徴です。中でも女の子をターゲットにした「プラン・スポンサーシップ」を行っている、プラン・インターナショナルという団体があります。

このプラン・インターナショナルが何故女の子をフォーカスしているのかというと、発展途上国では女の子は「稼ぎ手」として期待できず、中絶の対象になってしまったり、病気の治療をしてもらえなかったりすることがあり、5歳まで生き延びることが男の子と比べて難しいのだそうです。また、無事に生き延び、成長していっても男の子が学校に通っている間、水汲みや兄弟の面倒、食事の用意などの家事を任されることが多いそうです。そのため、女の子は就学率や識字率が低く、十分な教育が受けられない場合が多いといいます。更に古い慣習により早すぎる結婚・妊娠などが強いられ、その後も収入がないため発言力もないままに家事や介護に従事せざるをえない状況が見られるのだそうです。

「女の子」・「女性」であるという理由で社会の底辺に置かれ、教育の機会が奪われたり、適切な治療が受けられなかったり、食事がじゅうぶんにあたえられなかったりと、普通の生活すら満足に送ることができない背景を鑑みて、女の子にフォーカスしたスポンサーシップ制度を設けたのだそうです。プラン・インターナショナルは1973年にスペイン内戦による戦災孤児支援組織として創立され、その後アジア・アフリカ・中南米などへ活動を展開。1983年には日本事務所が設立されるなど活動の輪を広げ、これまで70ヵ国以上で取り組んできた実績を持つ組織です。プラン・スポンサーシップでは毎月3,000円からの支援を送ることでプロジェクトの成果を報告してもらえる他、支援先の子どもと手紙で交流を図ることも可能。「一年の歩み」として、子どもの成長や地域の活動状況を知ることができるレポートも送られるそうです。

プラン・スポンサーシップでは女の子を中心としていますが、男の子を指定して支援することも可能となっているようです。また、2カ月前に申請する必要がありますが、実際に子どもたちが暮らす現地を訪問し、プラン・インターナショナルの活動や現地の子ども達を直接見て、知ることができるコミュニティ訪問もあります。一人の子どもの支援者として交流していくことで活動成果を実感できる他、子どもの心に寄り添った「面の支援」で問題解決に取り組む支援方法です。

児童養護施設への寄付

生まれた家庭で生活していくことが困難な子どもたちが生活する児童養護施設。現在の日本では、親による虐待が原因で児童養護施設へ入る子どもが半数以上にものぼるのだそうです。そんな児童養護施設の子ども達を支援している、認定NPO法人3keysという団体があります。

3keysは、家庭の環境や親の状況などに関わらず、全ての子ども達が社会から孤立してしまうことなく安心・安全に生活していけることを理念に活動を行っている団体です。児童養護施設での学習支援を行う「プレール」の他、子どもの権利保障推進事業である「ヴァイン」、セミナーや勉強会などの啓蒙活動「伝える」・「変える」を柱に、全ての子ども達に十分な社会保障が行き届く社会の実現を目指した取り組みを行っているそうです。

「プレール」では、学習ボランティアによる家庭教師や無料個別指導教室の運営などを行っています。3keysでは、家庭環境や生活環境などによって学力の差は広がっていくと考え、その差を縮められるような支援を展開しているそうです。たとえば、小さいころから絵本を読み聞かせてもらったり、親と一緒に旅行や買い物などへ出かけたり、というようにたくさんの物事に触れて育った子どもと、そうでない子どもとでは、学力の基盤が大きく変わってしまうのだそうです。

親が働き詰めで宿題を見てもらうこともできず、分からない部分を聞くこともできず、経済的に塾にも行かせてもらえないといった家庭で育てば、学習はどんどん遅れてしまうでしょう。学習が遅れると学校で分からない問題がどんどん増えていき、不登校や保健室通いに繋がったり、授業中に問題を起こしたりするケースも起こりかねないといいます。成功体験がないままに自信や意欲がどんどん失われていき、進路についても消極的になってしまうそうです。
3keysはそんな背景をふまえ、どんな家庭環境の子どもにも学習の機会や進学の可能性が十分に保障される社会を目指した支援活動を行っている団体です。

クレジットカードによる継続的な寄付を行う「マンスリーサポーター」の他、銀行振り込みや郵便局からの寄付など、3keysでは様々な寄付が受け付けられています。児童養護施設で活動を展開していることから、金銭以外にも子供服や物品の寄付も広く受け付けています。また、ソフトバンクの「つながる募金」を使用した寄付では、携帯料金やTポイントから寄付ができる他、BOOK OFFと提携して古本などの寄付も受け付けています。古本やDVD、ゲームなどを寄付すると、それをBOOK OFFが買い取り、査定金額に10%上乗せした金額が寄付として送られるシステムだそうです。

福島で被災した子供たちへの寄付

2011年に東日本大震災が発生してから何年も経ち、公共機関や交通機関の整備、被災地住民の仕事や生活などは大きな復活を遂げているようですが、震災の余波はそれら以外にも多くあります。
被災した子どもの精神的なケアや放射線問題、将来的な雇用や待機児童といった課題は依然として未解決のまま残っている状態のようです。
今もなお福島での支援活動に取り組んでいる団体についてご紹介します。

■放課後学校を行う認定NPO法人カタリバ
カタリバは勉強する場所や機会を震災により奪われてしまった子どもたちが、落ち着いて勉強できる場所を提供しているコラボ・スクールを運営しています。福島県をはじめ、宮城県、岩手県、熊本県の4ヵ所に放課後学校を設立しています。福島県ではふたば未来学園の生徒を対象としたカタリバ4校目となるコラボ・スクール「双葉みらいラボ」をスタートし、放課後の学習支援の他、プロジェクト型学習である「未来創造研究」のサポートも行っているようです。
今もなお福島での支援活動を継続している他、経済的な事情や家庭の環境などにより学習機会を奪われてしまった子どもへのサポートも行っているカタリバでは、ホームページから寄付を募集しています。クレジットカードか銀行振り込みにより、継続的に寄付するサポーター会員として「毎月の寄付」をするか、単発など限定的に寄付をする「今回の寄付」が選べます。
カタリバではコラボ・スクールの他、貧困世帯の学習機会創造プロジェクトであるアダチベース、高校生が地域課題解決に取り組むマイプロジェクト、全国の高校生へキャリア教育を展開するカタリ場といった活動を展開しています。カタリバへの寄付では、それらのうちどの活動を支援するかといった点も選択できるようになっているので、より自分の関心の高い取り組みを直接的に支援することができるでしょう。

「毎月の寄付」では、月々1,000円、2,000円、3,000円、5,000円、10,000円の5つの区分があります。月々1,000円の寄付を1年間継続すると、生徒1人が1カ月間授業を受けられるそうです。月々3,000円×1年になると、子ども達に寄り添い、学習補助などを行うボランティアを3人送ることができるそうです。月々5,000円×1年なら、約400人の一食分の食事が提供できるそうです。

寄付に参加すると、活動報告書や子ども達からの作文が届く他、メールマガジンなどによる定期的な活動報告、年に数回の報告会・発表会への招待などが受けられるそうです。被災地の現状や支援活動による改善状況などに触れ、寄付の有効性が実感できるのではないでしょうか。